企業情報Corporate Information
安全について
安全理念
私たちは、今日に満足することなく、さらなる安全性と安心感を求めて
強い信念と積極性をもって安全文化を醸成します
安全基本方針
- 関わるすべての人々の安全に対する責任を負います。
- 確固たる安全のうえに高品質・高い生産性を成り立たせます。
- すべてにおいて安全を優先し、積極的に安全な状態を維持します。また必要に応じて、つくり出します。
- 従業員一人ひとりが「事故を起こさない」という強い信念を持ち、会社は安全に対して時間と資本を惜しみません。
労災・車両・リフト事故の目標と実績
(単位:件) | ||
2023年 | 目標 | 結果 |
---|---|---|
労働災害 | 0 | 0 |
車両事故 | 0 | 6 |
リフト事故 | 0 | 8 |
安全への取り組みについて
職場と行動の危険を
取り除きます
- スクリーニングチェック
- 安全道場
- Qspecミーティング
- ヒヤリハットレポート
- 安全指導の進化
- フォークリフト選手権
- ランライトによる目視確認
安全意識の醸成
- 原点回帰講習
- タイヤ点検講習
- ドライブレコーダーチェックによる運転指導
- ナスバネットによる視力・反応・動作診断
- 衝突回避支援・被害軽減システム搭載車の導入状況
ご安心いただける
運転を目指して
- 車間距離&車線変更
- イエローストップ
- 車両美化をとおして
- 学校教育支援活動を通じて
職場と行動の危険を取り除きます
スクリーニングチェック
大小さまざまなハザードや危険行動に繋がるリスクを洗い出し、改善をタスク化。
時には荷主様にもご協力をいただきながら改善していく「事故の未然止活動」です。
重要なことは、さまざまな視点でチェックすることです。
当たり前は、人によって違います。そのため、異なる拠点の従業員・安全活動の専門家・上位職者などが参加し、
各々の視点から抽出したリスクに基づき、議論を重ね「あるべき姿」を定める活動をしています。
<実施回数>
2023年目標 | 対象拠点 各5回 |
2023年実績 | 100% |
2024年目標 | 対象拠点 各5回 |
安全道場
リフト作業におけるトラブルや事故は、安全確認不足(指差呼称など)などの慣れからくる基本行動の逸脱が大きく起因しています。安全確認に対する基本行動を常に意識し、疑似体験できるよう、全拠点に「安全道場」を設置しています。安心・安全な職場づくりに、作業者が自発的に携わっています。
<計画に対する実施率>
2023年目標 | 100% |
2023年実績 | 100% |
2024年目標 | 100% |
Qspec*ミーティング
Qspecミーティングは、“現場の意見を大切にする”ことに重点を置いています。Qspec推進グループ担当者と全拠点の作業リーダーが連携し、現場の変化を即時に捉え、共有することにより必要なアクションを起こします。
作業環境は取扱量の増減や作業時間の流れなどにより、刻一刻と変化するため、リスク回避のルール設定が重要となります。日々変化する作業環境とルールがマッチしているかをQspecミーティングでチェックすることにより、安全・品質の向上に繋げています。
*
Quality:品質
Safety:安全
People:人々が中心となり
Environment:環境
Compliance:法令遵守
ヒヤリハットレポート
日々の業務の中で、事故に繋がりかねない大小さまざまなヒヤリとした体験やハッとした体験を従業員がレポートすることで、事故に繋がるような事象を振り返ります。
全拠点にてヒヤリハットを共有することにより、各自が自分ゴト化するよう促すとともに、危険感受性の醸成を図り、事故の未然防止・作業品質の向上に繋げています。
2023年度のヒヤリハット提出件数は、1,616件。
提出された事象を分析し、講義形式で対策案などを全従業員にフィードバック。
事故の未然防止・作業品質の向上を図っています。
【事例】
「フォークリフトのバック音では複数台が反響し、死角からの接近がわからず驚いた」という多数のヒヤリハットから、全フォークリフトにブルーライトを設置。目視でも確認できるように改善しました。
<講義受講率>
2023年目標 | 全従業員 100% |
2023年実績 | 100% |
2024年目標 | 全従業員 100% |
安全指導の進化
2021年4月より、フォークリフト全車に「FORKERS(三井情報株式会社製)」を装着しています。FORKERSとは、IoT技術によりフォークリフトの危険運転時の映像や危険運転種別・発生時間・発生回数などの数値を抽出することができるツールです。
数値結果に基づき、タイムリーかつ効果的に安全運転指導をおこなうことができ、事故の未然防止・作業品質の向上に繋げています。数値に基づく診断結果のため、運転技術の向上だけではなく、仕事を通じた自己成長にも繋げています。
<運転成績平均得点>
2023年目標 | 99.92点 |
2023年実績 | 99.72点 |
2024年目標 | 99.92点 |
フォークリフト選手権
日々のフォークリフト操作・点検の技量を発表する場として、荷主様主催のフォークリフト選手権に積極的に参加しています。社内選考により選ばれた参加者は、選手権後もプロフェッショナルとして現場の安全指導にあたります。
ランライトによる目視確認
作業現場において、乗務員が積み込みや積み下ろしをおこなう際、指を挟まれるなどの事故を防ぐために「乗務員とフォークリフトは最低2メートル離れる」という安全ルールが設けられています。
しかし、2メートルという具体的な距離感は人によって異なり、自身が安全な距離を保っていると信じていても、実際には危険な距離にいることがあります。このような誤解や錯覚を防ぐために、地面にレーザー光線を照射し、2メートルの距離を明確に示す「ランライト」という装置を導入しています。
これにより、誰もが明確に安全距離を視認でき、安全な距離の維持が容易になります。
安全意識の醸成
原点回帰講習
外部から講師を招き、社内講師を育成
社内講師による理論に裏付けられた安全指導
運転技術の原点回帰をテーマに、前後左右の距離感、ミラー・バックモニターの限界、トラックの死角や停止距離などを確認する講習を実施しています。
人間の「感覚」とはいかに曖昧であるかを乗務員が実感し、安全確認の重要性を再認識することを目的としています。勘や経験に頼らない、理論に裏付けされた安全指導を定期的に実施しています。
<受講者数>
2023年目標 | 対象者の100% |
2023年実績 | 100% |
2024年目標 | 対象者の100% |
タイヤ点検講習
タイヤの不具合は、大きな事故に繋がる恐れがあるため、タイヤ点検は非常に重要な点検項目のひとつです。
タイヤメーカー様から講師を招き、タイヤの基礎知識などの座学とともに、実際に車両にトラップ(空気圧低下・ボルト緩み)をしかけ、乗務員が異常状態を見抜くことができるか、テストも実施しています。
誤った見解を持っていないか、装備などに関する正しい知識が身についているか、点検スキルを過信していないかなどを定期的に確認・学習することにより輸送品質の向上に努めています。
<受講者数>
2023年目標 | 対象者の100% |
2023年実績 | 100% |
2024年目標 | 対象者の100% |
ドライブレコーダーのチェックによる安全指導
全車両(トラック)にドラレコを搭載。
ドラレコから得られる危険運転アラート(急制動・急旋回・車間距離など)の発生情報・スコア化されない運転状況(車線変更・イエローストップ・交通弱者保護など)の映像をチェックし、個別指導を実施しています。
<ドラレコ運転映像チェックによる指導>
2023年目標 | 対象者の100% |
2023年実績 | 100% |
2024年目標 | 対象者の100% |
ナスバネットよる視力・反応・動作診断
ナスバネットとは、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が提供する自動車運転の適正を測定するシステムで、「運転のクセ」「加齢による動作の変化」を乗務員自身が認識するための診断ツールです。
合通トラスコでは、各拠点にナスバネットを配備しています。個人のスコアは毎回蓄積され、実績と比較しながら社内の専属トレーナーがアドバイス・指導をおこないます。
また、フォーカー(リフト作業者)の適正診断にもナスバネットを活用。乗務員やフォーカーは、客観的なスコアを基に自身の運転特性を把握することにより、安全と品質の向上に努めています。
<検査受信者数>
2023年目標 | 対象者の100% |
2023年実績 | 82.8% |
2024年目標 | 対象者の100% |
衝突回避支援・被害軽減システム搭載車の導入状況
※出典:先進安全装備_1│安全性│ISUZU:GIGA(大型トラック)
https://www.isuzu.co.jp/product/giga/safety/
- 大型車保有数 35台
システム導入台数 29台 導入率 82.9%
2026年までに導入率100%を目指す - 中型車・小型車保有数 33台
システム導入台数 13台 導入率 39.3%
2031年までに導入率100%を目指す
(2023年12月末日現在)
ご安心していただける運転を目指して
車間距離&車線変更
車の特性上、トラックの運転席からの目線では、前方の車との車間距離が実際よりも遠く感じるため、車間距離を詰めてしまう傾向があります。
乗務員には体験学習を通じて、この感覚のズレを理解させ、安全な車間距離の確保と、前方の運転者に圧迫感を与えないような運転のトレーニングを実施しています。
また、車線変更時の事故リスクを低減するため、方向指示器を出すタイミングや回数、車線変更時の車の角度にも踏み込み、運転マナー教育を実施しています。
イエローストップ
イエローストップは、事故リスクが高まる交差点付近での「急」操作を防ぐ効果や、視野を広く持ったゆとりのある運転に結びつきます。
「黄色信号で止まる」ということは、一見当たり前のことですが、この当たり前を確実に実施することで、事故リスクの低減・事故防止に繋げる活動をおこなっています。
車両美化をとおして
トラックの美化(洗車・清掃など)は、安全運転や事故の未然防止活動のひとつです。
車両美化活動は、繁忙期には車両運行上、難しいケースも出てきますが、安全運転における社内ミーティングにおいて、複数の乗務員から「忙しいときほど、心を落ち着かせる意味でも車両美化活動を実施すべき」という意見があがり、乗務員・運行管理者が中心となり、車両美化活動のフローを構築しました。
車両美化活動を通じ、安全・安心な運転へ繋げる活動を推進しています。
学校教育支援活動を通じて
小・中学校や高校への職業講話や大阪府立の高等学校吹奏楽部の楽器運搬などの活動は、私たち物流業と子どもたちや地域社会との関わりを再認識させるものとなっており、安全運転の意識向上に繋がっています。
運輸安全マネジメント
2024年度運輸安全マネジメント組織体制図(2024年1月1日~2024年12月31日)
2024年1月1日
株式会社合通トラスコ
2024年度運輸マネジメント実施計画書(2024年度 2024年1月~2024年12月)
<安全方針>
労使協調のもと合通トラスコグループで働く一人ひとりが安全確保の推進実行者として、自らの役割を理解し責任を持って取り組み、安全を最優先とした法令・社内ルールの徹底と定着・浸透を図り、お客様と社会の信頼に応えます。
<安全目標>
車両加害事故発生率 1.00/10,000 以下
<目標達成のための計画>
-
輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置
- 安全パトロールによる関係法令遵守状況の確認と脆弱性の是正
- 運行管理業務・整備管理業務の環境整備と質の向上
- 全従業員の健康診断の実施
- 関係法令・社内ルールの徹底・定着・浸透するための、継続的な組織活動の実施
-
輸送の安全に関する教育及び研修の実施状況
- 無事故無違反意識の向上のため、外部機関主催の各種研修やコンテストへの参加
- 運転者の適性診断結果による運転特性、運転経歴に基づいた乗務員教育の実施
- 緊急事態発生時の緊急避難、緊急連絡体制の確認
2024年1月1日
株式会社合通トラスコ
2023年度目標と結果(2023年度 2023年1月~2023年12月)
<2023年度 安全目標>
車両加害事故発生率 1.00/10,000 以下
<2023年度 安全目標に対する結果>
車両加害事故発生率 3.33/10,000
<自動車事故報告規則第2条に関する事故>
2件
<事故に関する情報>
- 12月2日
- 車両故障による運行の中止
- 12月2日
- トレーラとトラクタの連結ミスによる分離事故